名詞節での -u
命令形の語尾 -u は、これまでに出てきたような直接的な命令などだけではなく、ke に続く間接話法の名詞節(命令、要求、願望を示す動詞の後に続く場合)の中でも使用される。
- Mi deziras, ke vi lernu. – 私はあなたが学ぶことを望んでいます。
- La patro insistas, ke mi iru. – 父は私が行くようにと言い張ります。
前置詞 je
je はカードゲーム等の「ワイルドカード」や「ジョーカー」に似た前置詞である。それ自身には特定の意味が無く、自分が表現したいことに対して他に的確な前置詞が無い場合に使われる。ただし、現在ではそのような「ワイルドカード」として使われる機会は減り、慣用的には時刻を示す前置詞として扱われるようになった。
- Je kioma horo vi venos? – あなたは何時に来ますか?
- Je la kvina horo. – 5時に。
動詞 Farti
この動詞は「〜な健康状態である」という意味をもち、もっぱら次の挨拶表現で使われる。
- Kiel vi fartas? – ごきげんいかがですか?
接尾辞 -et
形が小さなもの、程度が弱いものを示す接尾辞。
- libreto – 小冊子 ( libro 本)
- beleta – 小綺麗な、可愛い ( bela 美しい)
- varmeta – 暖かい、温もりがある ( varma 暑い、熱い)
接尾辞 -eg
形が大きなもの、程度が強いものを示す接尾辞。
- librego – 大きな本、大冊
- varmega – とても暑い、酷暑な
- belega – とても美しい
- bonega – とても良い、素晴らしい
接尾辞 -iĝ
「〜になる」という意味の接尾辞。
- riĉiĝi – 豊かになる
- trankviliĝi – 静かになる、安心する
- resaniĝi – 再び健康になる、治癒する
- geedziĝi – 夫婦になる、結婚する